【産後の体のケア】産褥期とは?体の変化や対処法を説明
「集団生活と食育・歯育」
2024.02.21
記事監修
安田恵理子先生
日本口腔衛生学会専門医
日本産業衛生学会 産業歯科保健部会長
私が子育ての頃に比べて、今のお母さん達はお仕事を続けながら、もしくは育児休暇を
取ってからの仕事復帰を早くしていく方も増えていると思います。
私は子育てが楽しかったですし、大変なことも山ほどありましたが、それも含めて二度と
帰らない貴重な時間を過ごさせてもらえて夫婦としても両親になっていけたというか人間としても成長させてもらえたと思います。
歯科医師の仕事に復帰しても、それまでのような知識先行ではなく、患者様、ご家族の気持ちに寄り添うことが自然に出来、何より実体験からくる説明が患者様にしっかり伝わってより良い医療が出来ている実感があります。
患者様からも学ばせていただくことばかりで、この年齢になってもまだまだ成長途上だなと感じますが、おそらくどんなお仕事であっても子育てを通しての社会経験は活かされていくと思います。
むしろ子育て、家庭のことというのは予測不能ないろいろなことに対処していかないといけない、献身的なマルチタスクなことばかりです。
スキマ時間を使って並行しながら失敗もしながら、多くのことをこなしていく素晴らしい仕事能力を子育てを通して身に着けていくことと思います。
女性も男性もこうした経験をされることで、ひとつの価値観で固定されることのない広い視点での人生を歩んでいけるのではと感じています。
子ども達も親の庇護の下から離れて、保育園や幼稚園に通うことは成長の大きなステップです。
ぐずる日もあったり、熱が出て行くことが出来ない日があったり、スムーズに園生活に慣れていかないこともありますが、親子で新しい生活パターンが始まります。
そこで、食事も親の管理から少し離れていきます。
園での食事、おやつは時間的にも管理されているので安心ですが、お友達のお家に遊びに行くとか、子どもだけで過ごす時間が増えてくるとおやつにどんなものを食べているのかわかりません。
うちの子のように、アレルギーで食事に気をつけないといけないお子さんもいると思います。
また年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいると少し年齢よりおませなお菓子(スナック菓子や辛さ、甘さ、塩辛さが強いもの)を一緒に食べることがあったりするかもしれません。
さりげなくお友達のお母さんや御家族とそういったお話もして、お互い仲良く遊ぶ為にも協力出来ると良いですね。
神経質になりすぎて子どもが息苦しくなるのもいけませんね。
ママ友は本当に大事です。
私もお世話になったり、お互い助け合ったり、今でも時々ランチにお声がけ下さったりと有難いです。
仕事や自分の友人以外で、子どもを通して出来るいろいろな世代のママ友は親にとっても新しい世界を広げてくれる存在です。
育児方針はそれぞれにあるかもしれませんが、子ども達の健全な成長を願って親も交流できると育児も楽しくなってきますね。
記事監修
安田恵理子先生
日本口腔衛生学会専門医
日本産業衛生学会 産業歯科保健部会長
プロフィール
1988年 朝日大学歯学部卒業後、神戸市立中央市民病院歯科口腔外科研修医から歯科医師としての臨床スタートをし、兵庫医科大学大学院(口腔外科)で医学博士取得。子育てを通して予防の大切さを感じ、現在、大阪歯科大学歯学部口腔衛生学講座非常勤講師、COH労働衛生コンサルタントとして教育および企業での健診など予防啓発活動に従事し、またクリニック勤務で歯科臨床にも携わっている。